Unityの習熟度について

私が思う習熟度の分け方について説明します。このブログでもその区分けをして説明していることがほとんどです。
入門、初級、中級、上級の4つに分けられると考えています。どういった理由でこれらが分かれるかを知ってもらうとブログの説明も読みやすいかもしれません。

はじめたばかりの人は入門です。Unityマニュアルの概要の内容を全て理解することが初級との境目だと思います。Unityで使われる専門用語の理解、インターフェースの使い方に慣れること、ゲーム完成までの作業の流れの理解、ビルドをして実行可能なファイルとして書きだすこと、これらのことができるようになると入門は卒業です。
Unity自体を使うことは目的ではなく、ゲームを作ることが目標であるはずです。ひとつでも完成させることがなければ入門レベルから進めないでしょう。
Unityを使えば簡単にゲームが作れると思うかもしれません。簡単にゲームを作り始めることができるだけであり、ゲームを作るのは簡単ではありません。絵を表示する、音を鳴らすような基本的なゲームで必要なことまで自作しなくても良いだけのことです。パズルが作りたければ、パズルのルールは自分で作らなければならないのです。入門を超えるのは非常に大変なことです。特にゲームを作ったことがない人は大変です。

初級と中級の境目は経験と専門性です。
大雑把に言うとUnityの大体のことがわかったという印象を持ち始めるのが中級くらいの人だと思います。知識としてはUnityの用意しているコンポーネントの半分くらいを理解していれば中級だと言えると思います。実現したいことがあるとき、Unityだったらこうすれば簡単にできそうだと発想できれば初級からは完全に脱却しているでしょう。
専門性というのはUnityことだけでなく、Unity外の知識も含まれます。特定のプラットフォームにリリースする場合、必要になってきます。Androidでリリースするなら、Android ManifestやGoogle Playへの登録方法なども知っていくことになります。
Asset Storeにある様々なアセットのうち、これは便利だというものを知っているというのも重要なことです。自分以外の人が作ったものをうまく使うことやプロジェクトを読み解いていく力というのは、上達する上で必要なことだからです。
何らかのSDKをプロジェクトに使うといった場合は、中級レベルの作業であるということが多いと思います。

中級でもかなりのレベルだとわかります。ゲームを作るなら、中級レベルの人がいれば完成させられるでしょう。では上級とはどんなレベルなのかというと、中級になってからも継続してUnityの知識を深めていること、問題点を自分で調べられることが行っているかどうかです。
上級とはUnityをどこまで使いこなせるかというUnityで遊び始める段階のことです。中級を超えていることは前提条件にすぎません。中級では新しい機能は必要だから覚えます。上級ではおもしろいから使ってみます。ゲームを作るという目的には反しているように見えますが、知識は役に立つのでゲームを作ることもできます。
このブログで入門、初級、中級ということについては記事にしていることが多いですが、いまのところ上級の記事はありません。それは中級以上の知識はそれほど区別ができないためです。

最後に私は上級に属していると思っています。ただ、Unityを触れずに時間が 経ってしまえばまた入門から始まることになるかと思います。Unity自体が急激に変化していることを忘れず、ついていくことが上級になることだと思います。

私の知識はUnity5.6くらいで止まっています。Unity 2017とかについては全然追えていません。Uniteの動画を見たりして、今こんなに進んでいるんだと思うことが増えてきました。そんなわけで現在はレベルが下がったと思います。初級と中級の間くらいでしょうか?