ゆにてくのiOS版をリリース

11/21にiOS版の「ゆにてく」をリリースしました。
ゲームの内容としては赤い宝石を集めてゴールに行くというものです。一筆書きのゲームに近いと思います。

本来は9月の末にはリリースしていた予定だったため、予約などしていただいた方にはお待たせして申し訳なく思っています。原因としてはリジェクトを受けていてその解決がうまくいかなかったためです。ユニティちゃんというキャラクターがいまして、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンより二次創作が許されたキャラクターです。このユニティちゃんがゲームのプレイヤーなので、スクリーンショットやアイコンに載せていました。それをAppleから公式のものと誤解されるためダメというリジェクトを受けました。何回かやり取りをしたところ「ユニティちゃんを載せたらダメ」というのが向こう側の結論でした。(海外から電話がかかってきて驚きました。日本語だったので会話できましたが。)

「いやいや、これはちゃんとユニティちゃんライセンスに従っていて、権利的に問題ないから認めてくれ」という内容で返事をしたのですが、ライセンスの提出を求められました。これには「ユニティちゃんライセンス 2.0 ドキュメントアーカイブ」を送ったところ、ライセンスには納得してくれたようでした……
とはいえ、それで簡単に通すとはいかなかったのです。

「個別の契約書ある?」と……
ユニティちゃん自体が広く使ってという趣旨なわけで当然個別の許諾などないわけですが、それを要求されたので、もうどうしようもないということになりました。ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの方にどうすればいいでしょうと尋ねたところ、個別の許可の文書を作る仕組みを用意するというような返事をいただきました。(10月の初旬ですね。)
私以外にもユニティちゃんのゲームを作っている人はいて、その人たちも同じような問題に遭う可能性があります。その対応をいちいちやっていたらきりがないはずで、そのための仕組みを用意するということになったのでしょう。話が大きくなってしまって何というか大変だと思いました。

この仕組みを作るのは非常に時間がかかるのだと思います。他のAndroid版のアプリの移植もあったので、それを先にやって待っていました。先日それを終えたのですが、それでも対応中のようでした。ずっと「ゆにてく」を出さないで放置している(待つのも重要なことですが、傍目にはわからないでしょう。)のもまずいですから、個別の契約書をもらってAppleに送ることはあきらめました。

結局のところApple側から指摘された通りに修正したのですが、この修正方法がなかなか厳しいものでした。とりあえずユニティちゃんが載っているところをなくし、スクリーンショットはタイトル画面だけにしてみました。
これはアプリの内容がわからないという内容のリジェクトを受けました。仕方がないので遊んでいる場面のスクリーンショットを撮り、プレイヤーを消すという編集をして提出したところ通りました。本当は真ん中の赤い光のところにユニティちゃんいました。(プレイヤーいないのって良いの? という疑問はあります。)

アイコンも内容がわからないですね……

ゆにてくはリジェクトが多かったです。10回は提出してリジェクトされるを繰り返しました。iOSはリジェクトされるということを聞いてはいたのですが、実際に受けてみると非常に疲れたという感想です。 フリー素材とかは全然聞かれることがなかったのに不思議です。

とりあえず得た結論として、Appleの指示通り直すとリリースはできるということがわかりました。