『バトルストライカー』の作成時間

『バトルストライカー』をリリースするまでにかかった時間は約1430時間でした。1日2時間毎日やったとしても2年近くかかるという個人で作るには大作と言っていい分量ではないでしょうか。実際に最初のコミット2018年の9月5日なので2年くらいかかっています。

普段のゲームアプリなら、20~100時間ほどで制作していますので、15倍くらいの時間です。(ダウンロード数だけをみたら、15本作った方がいいですね。企画時と世の中の状況も違いますし、年単位で作り続けるにはよほどの覚悟が要ります。)中心となる仕組み(ひっぱって、タップして、攻撃)の部分は1か月くらいでできていたと思いますが、モデルをトゥーン調で出したり、必殺技を入れたり、キャラクターを39体分のデータ・モーション・調整などをしていたら、それぞれ数か月はかかっていました。

やはり長く時間をかけると、それなりに全体的に質が上がってきます。そうすると、とりあえず作ったところや自分でパパっと作った素材の部分が際立ってくるのです。そこだけが粗いのです。気になってしまうために、そこも同じように質を上げます。時間をかけて調整したり、誰かが作った素材を購入したりして。この繰り返しで磨かれていくのですが、延々と続いてしまうわけです。どこかで終了しなければいけません。納得がいったから出したのではありません。期限を決めてここで出そうと決めたのです。そうしなければ永遠と出されなかったからです。

7月中にリリースすることを公言し一応守れたのですが、末日リリースだったのでギリギリのタイミングでした。iOSの審査でリリースが予定よりも遅れてしまったのです。最後の1週間は本当に大変でした。リリース日が迫る中、審査の対応と修正。これは精神的につらいものでした。やり取りに1日かかるため、もやもやした気持ちで過ごしつつ対策を考えるというあまり経験したくないことだと思います。

リリースされてから少し経ちましたが、あまりダウンロードされていません。出来は悪くないと思います。この記事を最後まで読んだ方は遊んでみてもらえると幸いです。