Stacktrace logging

Unity 5.2が公開されてログの表示が強化されていました。Stacktrace loggingというようです。使い勝手は今のところ実験的な機能というところです。今のところ必要かわかりませんが、詳細を見れるようになったということでデバッグに活用できるかもしれません。

3種類のログの出力形式を選べるようになります。
None、ScriptOnly、Fullです。このうちScriptOnlyというのが従来のログと同じ形式です。インストールしたときのデフォルトがこの設定でした。
コンソールを開き、設定ボタンをクリックします。Stack Trace Loggingという項目があるのでそれを選ぶと、ログの表示形式を選ぶことができます。

どのような見た目になるかは以下の画像のようになりました。

Noneの場合

ScriptOnlyの場合

Fullの場合

Noneはログがそのまま出ているだけの表示なので、見やすいですが情報が少ないです。余計な情報が出ないのであまり重要でないところではこの表示にしておくとログ全体が見やすくなります。

ScriptOnlyは今までの表示と同じです。慣れている人はこの設定が良いでしょうし、表示される情報もちょうどいいので特に気にならなければこの設定が良いです。

Fullは多くの情報が出ているのがわかります。表示の先頭にある0x~というのはおそらくメモリのアドレスを表しているのだと思いますが、詳しいことはわかりません。(64bit分の表示なので、可能性は高いと思います。)

現時点で役に立ちそうなのは、Application.stackTraceLogTypeをスクリプトでいじるとログの表示を動的に変えて見やすくすることくらいでしょうか。それをやるにしてもリリースするものにこの処理が入るのは無駄なので、定義を使わなければ駄目かと思います。
Editorスクリプト用ならリリースに含まれないので、それに活用するくらいかもしれません。