apkの中にあるAndroidManifest.xmlの確認方法

apkファイルというのはAndroidのアプリを作ったとき、最終的に出来上がるファイルのことです。
このファイルをDeveloper Consoleで登録することでアプリを配信することができます。
中身はアプリのプログラム、画像、音、AndroidManifest.xmlなどが含まれています。

AndroidManifest.xmlとは

AndroidManifest.xmlというのはAndroidのアプリでは重要なファイルです。
xml形式で書かれたアプリの設定をまとめたものです。
このAndroidManifest.xmlの設定で起動する画面を決めたり、権限を割り当てることができます。
アプリをビルドしてapkファイルができたとき、AndroidManifest.xmlが正しく設定されているか確認したい時があります。
Unityを使っている場合は、AndroidManifest.xmlをプラグインのために使用すると最終的に出来上がるマニフェストファイルがどうなるか分かりにくいです。Project Settingsで指定したAndroidManifest.xmlのための設定とファイルとして存在するAndroidManifest.xmlがマージされるのです。
AndroidManifest.xmlが正しくないとアプリが動かないこともあるので、どうなっているか確認したいわけです。

apkの中にあるAndroidManifest.xmlの確認方法

apkファイルを用意します。XXXXX.apkのような名前だとします。
apkという拡張子をzipに変えます。
そうすると解凍することができるので解凍します。(Windowsならダブルクリックするだけ)
解凍したフォルダにAndroidManifest.xmlというファイルがあるはずです。
これが見たいファイルなのですが、バイナリになっています。
このままだとわかりづらいので、xmlのバイナリ形式をテキスト形式にしてくれるツールを使います。
AXMLPrinter2.jarというツールをまずDLします。
置き場所はどこでも良いので、自由においてください。
java -jar (AXMLPrinter2.jarのパス) (バイナリ形式のxmlのパス)
というようにしてツールを実行すると、テキスト形式になったxmlが表示されます。

簡単な実行方法

コマンドを実行するのが良く分からない場合は、
AXMLPrinter2.jarをデスクトップに置き、見たいAndroidManifest.xmlもデスクトップに置きます。
アクセサリ->コマンドプロンプトを選択し、cdコマンドでデスクトップに移動します。
その場所でjava -jar AXMLPrinter2.jar AndroidManifest.xml > output.xml
を実行すればoutput.xmlがテキスト形式のマニフェストファイルになっています。